動画の将来性

動画で情報検索する時代がやってくる

1年間の訪問者数が2400万人を超えた動画共有サイト。
「You Tube」や「ニコニコ動画」を利用されたことのある方も多い方と思いますが、 中でも人気のあるコンテンツは、ユーザーが撮影・制作した動画や、テレビで放映された ドラマ・バラエティーなど。
見逃したテレビ番組を見る場合は別として、そこにあるものは「何か面白い動画を見たい」 というユーザーのエンターテイメント的要素を求める傾向が高いと思われます。

一方で、「ぐるなび」がYou Tubeにおいて動画番組を持ち、プロのシェフが調理するレシピ動画やシェフのすご技を紹介する動画を流したり、ヨガや英会話教室など習い事を動画で紹介するスクール情報サイトであったり、不動産物件を動画で紹介するポータルサイト、就職活動に役立つ情報を動画で定期的に配信する就職情報サイト、はたまた各地の老人ホームを動画でレポート・紹介する老人ホーム検索サイトなど、情報を動画で見れるというコンテンツが増えてきています。

動画のメリットは何といっても、音と映像を使って情報をわかりやすく掘り下げて伝えれられること。
色々な情報が動画で沢山見れるようになれば、ユーザーにとっても便利になります。
2007年あたりから多くの検索エンジンが動画の検索機能を追加し、動画視聴の利便性が強化されてきています。

見たいと思う動画がすぐに検索できる環境が整い、一般ユーザーからの投稿の他に、企業が発信する動画コンテンツが様々な分野で増えることによって、自分の欲しい情報を動画から検索し、情報収集する、というスタイルも近い将来一般的になるでしょう。

動画がテレビを超える!?

いつでも好きな番組を記録できるHDDレコーダーや動画共有サイトの普及により、テレビ番組をその放送時間にリアルタイムで見るというスタイルが変わってきています。
野村総合研究所のメディアに対する調査(07年9月実施)によると、「テレビが無くなっても困らない」と答えた人が15〜19歳で33%、20〜29歳で24%、30〜39歳で21%と若年層のテレビ離れが顕著になっています。
それに対して「You Tube」や「ニコニコ動画」などの動画共有サイトは若年層ほど利用経験率が高くなっています。

ユーザーの趣味嗜好が多様化し、放送局という枠を超えて個人が映像を発信することとができる今、見る側がコンテンツを選んで視聴できる立場にあり、また携帯やiPod等を通じてコンテンツ自体を持ち歩けるようになったことから、ユーザーの好きな時間・好きな場所で選んで見れる動画というものが益々好まれてくるでしょう。
数あるコンテンツの中からユーザーに視聴してもらうためには、内容の面白さや最後まで飽きられずに見れる構成など質の高さも同時に求められてくると思います。
既に「You Tube」や「ニコニコ動画」などでは投稿された動画に、再生回数やコメント、ランクが表示され、視聴者の評価がユーザーにも伝わるようになっています。

ネット上で曲を流したことによりブレイクしたアーティストなどのように、視聴者によって発掘されるクリエイターも増えると思われ、またインターネット上の口コミで広がるバイラル動画のように、動画というメディアの持つ影響力・情報発信力は近い将来、テレビを超える時が来るかもしれません。