高速通信が可能な携帯電話の普及や、パケット定額サービスの利用拡大、携帯画面の大型化などにより、動画コンテンツを使った携帯サイトが増えてきています。
2007年1月にMMD研究所が行った調査によると、携帯電話の動画はユーザーの約6割が利用したことがあり(現在ではもっと増えていると思われます)、2007年12月のモバイルリサーチ with gooの調査によると、携帯電話で動画再生を楽しみたいユーザーに対して「どのような携帯電話向け動画サービスを楽しみたいですか」との質問を行ったところ、「YouTube のような動画共有」との回答が最も多く、68.95%(353人)でした。
2006年のワンセグ放送開始以来、携帯電話での動画閲覧するという行為が一般的となり、動画利用のニーズは確実に高まってきています。

今や、携帯電話ユーザーは1億人を超え、1人1ケータイ以上を保有する時代になりました。
3キャリアすべての携帯電話の契約数のうち90%が動画が閲覧できる機種である現在、誰もが持っている携帯電話をメディアとして活用することができれば、1億人にアプローチが可能ということになります。携帯向けのサービスが急速に発展しているのも、こうした背景から。
今や携帯電話でのショッピングやゲーム、SNSの利用は日常的に当たり前の光景となり、2008年1月にはYouTubeの動画がDocomoの904シリーズの機種に対応するなど、次は動画へ需要が高まってきています。
2007年11月に発売されたドコモ905iシリーズは最大3.6Mbpsの高速パケット通信が可能なHIGH-SPEEDに対応しており、PCと同様に携帯電話でのブロードバンド化も進んでいます。ユーザーが携帯で動画を快適に見れる環境ができつつある、というのは間違いありません。
2007年9月のKlabの携帯動画に関するアンケートによると、「PC向け動画は視聴しないが携帯向けは見る」というユーザーが全体の21%を占め、携帯電話の「いつでも見られる」いう利便性が評価されています。
例えば、電車やバスの待ち時間・待ち合わせの間に携帯サイトを見ていて、気になる商品やサービスがあったとします。そこから詳細の動画CMが見れるリンクがあれば、その場ですぐに動画が閲覧できますので、ユーザーのその商品やサービス対する興味のモチベーションが下がらない間に、次のアクションを起こさせることが可能になります。

昨年から「続きはWebで」とCMの最後に検索キーワードを表示し、検索誘導型テレビCMが増えていますが、それと同じように、紙広告と携帯動画を連動させることが可能です。
チラシや雑誌広告では誌面が限られており、伝えたい内容をすべて掲載するのは難しいですが、そこに「詳細はこちら」と動画にダイレクトにアクセスできるQRコードを掲載することによって、商品やサービスの動画CMに誘導することが可能になります。
写真と文章だけでは表現しきれなかった情報を動画を使うことによって、イメージや雰囲気を立体的に、詳細を具体的に伝えることができ、紙広告に具体性・付加価値をプラスできます。